台湾政権交代「なぜ」・「どうなるの?」

近日、台湾は長きに渡る国民党の政権が終焉し、新しい民進党に政権が変わることとなりました。
それでは、まずはなぜ政権交代が起こったのかを簡単に説明致します。

考えられる理由
もっとも大きな理由は、台湾の国民党は中国本土よりの政策を進めていて、国民の反感を買ったためと思われます。民意と他政党の反対を遮って条約の締結などをしたため、独裁政治のような側面が見えた一面もありました。
去年、馬英九主席が親中国の政策を強行締結したため。、台湾で学生たちが国会を囲んだデモ活動で支持率はガタ落ち、それが直接の原因だったとも言えると思います。
台湾中の国民の反感を買いました。

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国民党は中国と台湾の隔てをできるだけ、なくして、行き来を自由にし、両国を親密化しようという政策を行っていました。
台湾では多くの国民が中国に統一されるのではないか、中国の共産党に政治をあやつられるのではないかという懸念が広がっていました。

両党の政治的な違い
民進党 【蔡英文】

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①台湾の民進党は中国本土と政治的に近づきすぎることに反対し、あくまで「現状維持論」を掲げています。貿易の側面では東南アジアにもっと目を向けようという意見を持っています。
中国にはかなり強気の姿勢を崩しません。
②台湾の原住民支援も行っていこうという政策を展開するようです。国民党が中国共産党に敗戦後、台湾に移転してからというもの台湾の原住民の暮らしや伝統が厳しくなっていくばかり。原住民といってもすこし顔の濃いめの台湾人がおおいですが。特に普通の台湾人と同じ教育水準であるが、伝統的に原住民が住んでいた地域がなかなか発展しないなども困窮な状況が続いています。t02200150_0250017013545178505

(実質、あまり民進党は具体的な政策についてはお茶を濁している状態で、はっきりと具体的にあ政策に言及していません。蔡英文総統は経済学者であり、なかなか政策の効果の数字的な目標などの発表には慎重であるように思えます。)

国民党【朱立倫】
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①中国とできるだけ仲良くし、経済的にも政治的にもパートナーシップのような関係を気づきあげようとしている。現に今までに、無ビザで入国できる国を120各国程度まで、増やした。2倍近く増えたと言える。
②政策の具体性が強い。所得を何年間でどれだけ上げるなど、かなり具体的な目標を掲げた。しかし、民進党の蔡英文総統に実際にいままでそれを実現できていないとつよい指摘を受ける。
③TPPの積極的参加などにも強い意欲を示す

以上のとおり、国民党も今回の総選挙でかなりいいアジェンダを公開し、国民を惹きつける制作や目標もたくさんありました。しかし、今までも国民党の政治的失敗がかなり重くのしかかった結果ではないでしょうか。特に学生でもを引き起こしてしまったことは大きかったのではないでしょうか?

 

 

 

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